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2023.11.22
こんにちは。
博多駅から徒歩5分の歯医者【ゲン歯科クリニック】です。
歯周病は、お口だけの病気と思っていませんか?
成人の8割に症状がみられる歯周病は、悪化すると歯を失うだけでなく、じつは重篤な全身疾患の原因にもつながる病気なのです。
(出典:e-ヘルスネット「歯周疾患の有病状況」 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-03-004.html )
歯周病になって歯ぐきに炎症が起きると、そこから歯周病菌が血管へ侵入して全身を巡ります。
やがて心臓・脳・子宮など、さまざまな器官にしのびこみ、病気を引き起こすことがあります。
いったい、どのような病気の原因になるのでしょうか?
糖尿病は、患者数が約2,210万人にのぼる生活習慣病のひとつです。
歯周病菌は、血糖値を下げるインスリンの効果を抑制して糖尿病を悪化させます。
さらに糖尿病により免疫力が低下し、歯周病を進行させます。
歯周病と糖尿病は互いに影響し合っており、歯周病を治療すると糖尿病の改善に寄与することも明らかになっています。
歯周病菌の影響で血管内に粘着性のかたまりができ、血流が悪化。
その結果、心疾患のリスクが高まるとされます。
歯周病菌が脳の血管内にかたまりを作ったり、他の部位の血栓が脳に飛ぶことで、脳血管疾患の原因になります。
食べ物が誤って気管や肺に入り込み、肺に炎症が起こる病気です。
飲み込み機能が衰えたシニア世代は要注意。 食べ物と一緒に細菌を飲み込むと肺炎リスクが上がるため、歯周病予防と日々の口腔清掃が大切です。
妊娠中はホルモン変化で歯ぐきが炎症を起こしやすくなります。
歯周病で生じる炎症物質「プロスタグランジン」は陣痛時にも分泌されるため、早産・低体重児出産のリスク上昇につながります。
お腹の赤ちゃんのためにも、安定期に入ったら歯科検診を受けましょう。
このほかにも、歯周病は次のような疾患との関連が指摘されています。
骨粗しょう症
メタボリックシンドローム など
日本人の寿命は年々伸びていますが、病気にならず健康に過ごせる「健康寿命」も同時に延びれば、人生はより豊かになります。
全身疾患につながる歯周病を予防し、健康寿命を延ばしましょう。
当院では、丁寧なカウンセリングを行い、患者様のお口の状態やライフスタイルをお聞きしたうえで、オーダーメイドの歯周病予防・治療をご提供しています。
専用のカウンセリングルームや清潔なパウダールームも完備し、快適に通院いただけます。
歯周病の予防は今からでも遅くありません。どうぞお気軽にゲン歯科クリニックへご相談ください。
ゲン歯科クリニックへのアクセスはこちら > https://www.gen-dc.com/access.html