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2023.10.20
こんにちは。
博多駅から徒歩5分の歯医者【ゲン歯科クリニック】です。
「歯磨きで血が出たり、歯ぐきが腫れたりすることがある」
このような歯ぐきの腫れや出血は、全世代の約4割に見受けられる歯周病の代表的な症状です。
健康な歯ぐきはピンク色で引き締まっていて、歯ブラシで磨いたくらいで出血することはありません。
(出典:e-ヘルスネット「歯周疾患の有病状況」 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-03-004.html )
じわじわと悪化していく歯周病を食い止めるためにも、歯周病の流れや治療法を知って、できるだけ早い段階で歯科を受診しましょう。
歯周病の進行の様子と、歯医者での治療の流れを見ていきましょう。
歯周病の初期段階です。
【症状】
・歯周ポケットは2〜3mm
・歯ぐきに少し赤みがある
・歯ブラシで血が出ることがある
【治療法】
「歯周ポケット」とは歯と歯ぐきの隙間のことで、健康な状態では1〜2mmの隙間があります。
ここに細菌のかたまりである歯垢が溜まり、隙間が広がっていきます。
この段階では、お一人お一人のお口の状態に合った正しいブラッシングを行えば改善が可能です。
歯周ポケットに溜まった歯垢が増え、歯ぐきが少し炎症を起こした状態です。
【症状】
・歯周ポケットは3〜5mm
・歯ぐきに赤みや腫れがある
・歯ぐきから血が出ることがある
【治療法】
クリーニング専用の機械やスケーラーという器具を使った「スケーリング」という方法で、歯周ポケットのお掃除をします。
適切なブラッシング法やケア用品の使い方をお伝えしますので、ご自宅でもしっかりとケアを行って改善をめざしましょう。
歯を支える歯槽骨が溶けはじめ、お口にさまざまな症状が現れます。
【症状】
・歯周ポケットは4〜7mm
・歯槽骨が半分ほど溶け、歯がグラグラしはじめる
・歯ぐきに赤みや腫れがある
・歯が浮いた感じがする
・口臭がある
【治療法】
スケーリングやブラッシング指導に加え、歯ぐきの奥深くに溜まった歯石を取り除くため、歯ぐきを切開する「フラップ手術」を行う場合があります。
歯を支える歯槽骨がほとんど溶けてしまった状態で、抜歯という診断にいたるケースもあります。
【症状】
・歯周ポケットは6mm以上
・歯ぐきが赤く、ブヨブヨと腫れる
・膿が出る
・強い口臭がある
・歯がグラグラする
【治療法】
歯周病で失われた歯槽骨や、周りの歯周組織を回復させる「歯周組織再生療法」を行います。
ここまで進行すると、抜歯を回避できない場合があります。
歯周病治療では、歯科でのクリーニングや自宅でのセルフケアの質を高めることは基本ですが、噛み合わせのチェックも大切です。
噛み合わせに異常があり、歯ぐきに負荷がかかると、歯を支える歯槽骨が溶かされ、歯周病の進行を加速させてしまうのです。
当院では、レーザーを使用した、患者様の身体への負担が少ない治療を行なっています。
歯周病治療は「ゲン歯科クリニック」におまかせください。
ゲン歯科クリニックの歯周病治療 > https://www.gen-dc.com/info.html#info_3