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歯ぎしり・食いしばり治療

夜間の歯ぎしりや日中の食いしばりでお悩みの方へ。
当院では患者さんの症状に合わせたマウスピース(ナイトガード)治療を提供しています。歯や顎を守り、健康なお口の環境を維持するためのサポートをいたします。

歯ぎしり食いしばりについて

歯ぎしりとは、主に就寝中に「ギリギリ」「カチカチ」と歯を無意識に接触させてしまう習慣です。一方、食いしばりは歯を強く噛み締める行為を指します。
どちらも歯科用語では「ブラキシズム」と呼ばれ、お口の機能として必要のない行為です。

ブラキシズムの原因は人それぞれ異なり、現在でも完全には解明されていません。日常のストレスや飲酒などさまざまな要因が関わっていることは分かっていますが、個人ごとに特定することは難しいのが現状です。

歯ぎしり・食いしばりには主に以下の種類があります

  1. すりつぶし型:上下の歯をこすり合わせる動き。歯のすり減りや欠けの原因になります。
  2. タッピング型:カチカチと歯を上下に打ち付ける動き。歯の欠けや治療した歯の脱離を引き起こします。
  3. クレンチング型:歯を強く噛みしめる動き。顎や歯への負担が特に大きく、顎関節症や頭痛の原因になります。

放置すると、長期的に以下のような影響が出てきます。

・歯の摩耗(すり減り)
・歯の欠け・破折
・詰め物や被せ物の脱離・破損
・顎関節への悪影響(顎関節症)
・頭痛や肩こり
・知覚過敏(歯がしみる症状)

就寝中は実は起きている時よりも噛む力が強くなることがあり、研究によっては覚醒時よりも16%も強い力がかかるという報告もあります。そのため、夜間の歯ぎしり対策は特に重要です。

歯ぎしり食いしばりにはマウスピースが効果的

歯ぎしりや食いしばりは、残念ながら原因を特定して完全に止める治療法が確立されていません。そのため、現在の治療は主に「症状を軽減する治療」が中心となっています。

その中でも最も効果的なのが「マウスピース(ナイトガード)」による治療です。
マウスピースは歯と歯の間に装着するクッションのような役割を果たします。

当院では、患者さん一人ひとりの症状、歯の形状、噛み合わせの状態に合わせて最適なマウスピースを作製します。歯型をしっかり採取し、均等に力が分散されるよう設計するため、市販品とは装着感や効果が大きく異なります。

マウスピース(ナイトガード)のメリット

1. 自分の歯を守れる

マウスピースは歯のすり減りや欠け、破折を防ぎます。一度失われた歯の質は二度と元に戻らないため、予防効果は非常に大きいといえます。治療した歯(詰め物や被せ物)の寿命も延ばす効果があります。

2. 顎関節への負担軽減

歯ぎしりや食いしばりによる過度な力は顎の関節に大きな負担をかけますが、マウスピースはこの力を分散・軽減するクッションの役割を果たします。その結果、顎の痛みや違和感、開口制限などの症状改善につながることが期待できます。

3. 頭痛や肩こりの緩和

顎への過度な負担は、頭痛や肩こり、首のこりなどの原因になることがあります。マウスピースで顎の筋肉の緊張を和らげることで、これらの症状が改善するケースも少なくありません。

4. 知覚過敏の改善

歯ぎしりによって歯の表面が削れると、冷たいものや熱いものがしみる「知覚過敏」を引き起こすことがあります。マウスピースでさらなる摩耗を防ぐことで症状の進行を抑えられます。

5. 費用対効果が高い

歯ぎしり・食いしばりによる歯の損傷を放置すると、将来的に高額な歯科治療(被せ物、インプラントなど)が必要になる可能性があります。マウスピース治療は、そのような将来的な治療費を抑える予防投資と考えることができます。

マウスピース(ナイトガード)のデメリット

1. 装着時の違和感

初めてマウスピースを使用する方は、異物感や違和感を感じることがあります。特に就寝時は慣れるまで1~2週間程度かかることもあります。ただし、多くの方は次第に慣れて快適に使用できるようになります。

2. 定期的なメンテナンスが必要

マウスピースは日々の清掃や定期的な検診が必要です。使用していると徐々に汚れや変形が生じるため、清潔に保ち、定期的に状態をチェックする必要があります。また、歯の治療や歯並びが変わった場合は新しく作り直す必要があることもあります。

3. 根本的な原因は解決しない

マウスピースは効果的な対処法ですが、歯ぎしり・食いしばりそのものを完全に止める治療ではありません。あくまで歯や顎を保護するためのものであり、ブラキシズムの原因(ストレスなど)には直接働きかけません。

4. 破損のリスク

強い歯ぎしり・食いしばりがある方は、マウスピース自体が破損することもあります。その場合は新しいものに交換する必要があり、追加費用が発生します。ただし、マウスピースが破損するということは、それだけ歯や顎を守る役割を果たしていた証でもあります。

マウスピース(ナイトガード)治療の流れ

当院でのマウスピース治療は以下の流れで進めます。

1. カウンセリングと検査

まずは歯ぎしり・食いしばりの状態や症状をお聞きします。歯の摩耗具合、顎の筋肉の緊張状態、顎関節の状態などを確認し、マウスピース治療が適切かどうかを判断します。

2. 歯型採取

マウスピースを作製するために精密な歯型を採取します。上下の歯の形状や噛み合わせをしっかり記録することで、ぴったりとフィットするマウスピースを作ることができます。

3. 種類と材質の選定

患者さんの症状や歯ぎしり・食いしばりの種類・強さに応じて、最適なマウスピースのタイプを選びます。

【ソフトタイプ】

柔らかい材質でクッション効果が高く、顎関節症状がある方に適しています。

 

また、厚み(2mm〜3mm)や装着する位置(上顎・下顎)も症状に合わせて選定します。

4. マウスピースの作製と調整

採取した歯型をもとに、歯科技工士がマウスピースを精密に作製します。
完成後は実際に装着していただき、噛み合わせや装着感を確認・調整します。違和感がある部分は丁寧に調整して、快適に使用できるようにします。

5. 使用方法と手入れの説明

正しい装着方法、取り外し方、日々の手入れ方法などをご説明します。マウスピースを長持ちさせるコツや保管方法についてもアドバイスいたします。

6. 定期的な経過観察

マウスピース治療開始後も定期的に通院していただき、効果や装着感、マウスピースの状態などを確認します。必要に応じて調整や新しいマウスピースの作製を行います。

ゲン歯科|歯ぎしり・食いしばりでお悩みの方、歯のすり減りや顎の違和感を感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。早めの対処が将来的な歯のトラブルを防ぎます。当院では患者さん一人ひとりの状態に合わせたオーダーメイドのマウスピース(ナイトガード)治療をご提供し、快適な日常生活をサポートいたします。

 

駐車場:2台

TEL.092-471-0110

〒812-0013 福岡県福岡市博多区
博多駅東2-2-13 博多駅前ビル5F
TEL:092-471-0110

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